幹事会開催の案内メールが届きました。大学卒業50周年記念部活同期会の世話役だった3人で飲もうという誘いです。同期会に一番熱心だった友人からで、東京での市民大学講座のために栃木から出て行くので付き合え、ということなのです。日程調整の結果、講座最終日に新宿で飲むこととなりました。
当日、私は店に直行、2人は駅で待合せだったのですが、招集をかけた友人から、もう一人が時間になっても来ない、電話の電源が切られていて連絡がとれない、どうしよう、との焦りの電話がありました。念のため私も電話すると、電源が切られているか電波の届かないところにいます、とのアナウンス、奥さんに聞いてみようと自宅の固定電話にかけました。
ところが電話口に出たのは本人でした。待合せ時間を間違えていたのです。1週間前の時間変更連絡メールに、「了解」と即答していたのに。寒い中、駅で待っている友人に伝えると、エッ!、と少々お怒りのご様子。それもそのはずで、後から知ったことですが、この日は休講となってしまったそうで、それにもかかわらず約束なので出てきたのです。
飲み放題の2時間制限なので、開始を遅らせてもらい2人で待ちましたが、待ちきれずに飲み始めました。飲んでいても、時計を見ながら、まだかまだかと気が気ではありません。電話は相変わらず通じません。もう着いてもいい時間なのに、徘徊しているのでは、などと心配しているとひょっこり店に入って来ました。
「ごめん、ごめん」と平謝り、当然です。でも、開始を45分遅らせてもらったので、1時間半ほどを3人で楽しく飲むことができました。飲み足りなかったのか、最終講義で来週出て来るのでまた飲もう、との誘い、さすがに2週連続は、ということで来月同じ店での忘年会となりました。その店の会員だと、誕生月に歳の数だけの餃子が無料で提供されます。早速会員になりました。誕生月の1月には73個の餃子が無料で食べられます。
そこで、他のメンバーにも声を掛けて、1月にみんなで飲もう、ということになり、忘年会はそのための打合せ、となりそうです。他のメンバーはあと3人、大学部活の同期で、定年後に年に何回か集まるようになって10年以上になります。一応「勉強会」という御大層な名称がついていて、見学とか観劇という「勉強」が付きます。1月は私が幹事となるので、「勉強」のネタを考えなくてはなりません。
この日遅くに、招集をかけた友人から「今日はおかげさまで楽しい酒が飲めました。(中略)お互い老々 … になりつつありますね (笑)」とのメールが。「老々」とは、単に集まるだけでもままならない老人たち、ということなのでしょうか。気心の知れた、若いころからの大切な仲間です。そんな「老々」のなかでも、楽しい時間をいつまでも共有できることを切に願っています。