風邪らしい風邪をひいたのは何年かぶりです。数年前の風邪もそうでしたが、何年も風邪をひかなくなったので油断というか、過信がありました。過信大敵です。
炎天下で自宅と新宿を往復して32kmほど歩き、汗びっしょりで帰宅したにもかかわらず、寝る前まで着替えをせずに身体が冷え込みました。翌日、喉が少し痛かったのですが、世田谷美術館に出かけ、9kmほど歩き、やはり寝る前まで着替えをせずまた冷え込み、翌々日、咳が出始めていましたが、友人夫妻との昼食に横浜に出かけ、翌々々日の4日目、ついに37度3分の熱が出て本格的な風邪となりました。ひいて当然だったかもしれません。治るのに1週間以上かかりました。
自分の体力を過信してひどい目にあった、ということです。昼食を一緒にとった友人に言われました、健康のために歩いて健康を害していては意味ないじゃん、と。一言もありません。まあ、そのときのイタリアンはとても美味しかったし、友人夫妻との会話も楽しかったので、無理してよかったという一面もあるにはあったのですが。負け惜しみついでに、世田谷美術館での「ボストン美術館 華麗なるジャポニズム展」もとても充実した展示で、これも行ってよかった、と思いながら帰宅しています。それらの代償が少々大きかったのですが。
言い訳がましいのですが、世田谷美術館は、招待状をわざわざ送ってくれた友人の美術館勤務日で、私の都合と合致する唯一の日だったので出かけたもので、友人夫妻との昼食は1ヵ月前に約束していたことです。それに、汗をかいた下着を替えなかったのは、夕食後の妻との散歩でまた汗をかくから、ということでした。着替えなさい、と妻はしつこく言っていたのですが。無理をすると風邪をひく、ということで、しばらく風邪をひかなかったのは、歩いて体力がついたから、ではなく、無理する必要のない暮らしになったら、ということなのかもしれません。無理せざるを得なかった現役時代は年に1度は風邪をひいていましたから。
風邪が治りかけたころ、妻が風邪をひいてしまいました。夜、咳が止まらず、そのうち38度4分もの熱が出てきてかなりの重症です。治るのに1週間以上かかっています。妻がベッドでひたすら休んでいる日々、私はウォーキングを再開し、夕食は外食となりました。妻に食欲が出てきたところで、お寿司や焼き鳥などを買ってきて一緒に夕食としました。
おかげで、それまでに貯めていたお店のポイントカードが一杯になり1食分ゲット、夕食後の妻とのウォーキングがないので毎晩ビール、昼歩いてシャワーを浴びた後のビールはまさに至福の味でした。健康でさえあれば、どんな時でも喜びを見いだせる、ということのようです。健康第一、過信大敵、これをしっかり心に刻み込みました。