国内旅行

No.043:夏の旅

 夫婦二人だけでの国内観光、宿泊する旅は何十年かぶりです。勤務先事務所のボスがハワイ旅行で、ボスの居ぬ間にどこかへ行こうと、最初はイタリアでしたが参加人数が少なくツアー成立せず、慌ててトルコツアーに申込みましたが、今度は事務所以外の仕事が入りキャンセル、その後仕事がキャンセルとなってしまい、結局落ち着いたのが東北旅行でした。JR1日乗り放題で2,300円「青春18きっぷ」の旅は、ゆったりとした行程と美味しい食事でとても楽しいものとなりました。

 川崎の自宅最寄り駅を朝6時15分に乗車、普通列車を乗り継ぎ6時間8分かけて喜多方へ、会津若松で1泊、仙台で2泊、仙台から6時間34分で自宅最寄駅に戻りました。上りと下りが別通路のさざえ堂、日本三景松島の島めぐり、1015段の階段を上る山寺など、福島、宮城、山形の3県を巡り、喜多方ラーメン、会津わっぱ飯、塩釜の寿司、山形のだしそばなど、地元ご自慢の料理をいただきました。宮城の牛タンは店頭試食で済ませましたが。時間に縛られないゆるゆるの旅、二人のペースで、観光も食べ物もしっかり満喫できました。

 毎日快晴、強い日差しがじりじりと照りつける中、大汗をかきながらの、夏らしい観光です。仙台の真夏日が、統計が残る80年間で最多となった日、「閑(しずか)さや岩にしみいる蝉(せみ)の声」の芭蕉の句で有名な山形の山寺で1,000段以上の階段を上ったときには二人ともびっしょりの汗、それだけに上りきったときの景色の素晴らしさ、風の爽やかさは格別でした。参拝者も少なくはありません。昼は暑くても、夜は結構気温が下がるので、東京のような寝苦しさはない様子、日本の夏は思ったよりは旅に優しいのです。

夏の旅
会津盆地と磐梯山

 緑と青の風景も日本の夏ならではでしょう。仙台から山形の山寺に向かう仙山線、山間部を右へ左へとくねくね進みます。遠くの山々は淡い青、近くの山は力強い緑、電車に日陰を提供している間近の木々は深緑です。会津若松から郡山に向かう磐越西線、会津盆地をのどかに進みます。手塩にかけた稲が一面に広がり、輝く草色の絨毯、その向こうには青緑の磐梯山が立ちはだかります。船で島々を巡る松島、空は輝くような青、海はまさに紺碧、島々の岩肌は白く、そこに生える松は濃い緑でした。それぞれに素晴らしい風景、ゆっくりの旅だからこそ堪能できた日本の夏です。

 我々のような在来線普通列車の旅人を結構見かけました。帰りは仙台から川崎まで3回乗り継ぎましたが、車内のほとんどの人が同じ列車に乗り継ぎ、東京まで一緒だった人も何人かいます。時間のある人にしか許されない、考えようによっては贅沢な旅です。新幹線を使わずに節約できたお金で妻がバッグを買いました。大きなアウトレットに隣接するホテルを手配した妻の作戦勝ちです。

の記事

No.205:長崎ランタンフェスティバル (2024年02月29日)

 旧正月を祝う長崎ランタンフェスティバルを見物してきました。旧正月のランタンフェスティバルといえば台湾、無数のランタンが夜空に舞い上がる風景が有名ですが、長崎も負けてはいません。無数の光るランタンが広場や通路の頭上にあり、人物や動物のオブジェや高さ10mにもなる大型オブジェが市内中心部のいたるところで輝いています。

No.204:年末年始は今年も京都 (2024年01月31日)

 年末年始は京都でした。3年連続ですが、どこを歩いても楽しく、街歩きに飽きることはありません。今回は、嵐電1日パスでの名所巡り、大津、宇治に足を延ばしての「紫式部ゆかりの地」巡りでした。6日間で11.5万歩、二人でぶらぶら歩いた楽しい旅でした。

No.202:北陸の旅 (2023年11月30日)

 カニ漁の解禁が今月初め、しかも今年は豊漁とのこと、カニへの期待を膨らませて金沢に3泊した旅でした。ズワイガニを目の前で茹でててくれる居酒屋でいただきましたが、期待が大きすぎたためか、少し物足りなさを感じました。カニといえばカニカマ、という普段の生活なので、あの大きさと食感がないと満足できないようです。でも、お寿司屋さんでは、のどくろやガスエビといった北陸の美味しさに大満足、同じ店に2日出かけ、「たくさん食べていただきありがとうございます」とお礼を言われました。美味しいお寿司をたくさん頂きました。

No.201:14回目の会社同期会 (2023年10月31日)

 同期入社を中心とした、かつての遊び仲間が岐阜・下呂温泉に集まりました。関西在住6名、関東在住6名の12名のうち、今回は8名、同伴奥さん4名で計12名の参加でした。会社在籍中から家族ぐるみでの付き合いです。

No.200:恐山と奥入瀬渓流 (2023年09月30日)

 友人夫妻との旅行、今回は恐山と奥入瀬渓流でした。我々夫婦だと電車、バス、徒歩での旅行なので、車を運転する友人との旅行は、車でしか行けないところ、あるいは車でないと便が悪いところ、となります。今回は、新幹線と在来線で下北半島のむつ市に、そこからレンタカーで、霊場恐山、本州最北端大間崎、下風呂温泉、車で南下して、ミシュラン・グリーンガイド二つ星の奥入瀬渓流、カルデラ湖の十和田湖、田沢湖近くの国見温泉、そして盛岡から新幹線で東京、という行程でした。

No.199:今年の夏は大花火大会 (2023年08月31日)

 長岡まつり大花火大会を見物しました。日本一の花火大会と言われるだけあって、全国からたくさんの人が押し寄せ、宿が取れません。そこでバスツアーに参加、花火終了後の宿は遠く離れた越後湯沢で、大会終了後の混雑もあって、ホテル到着が夜12時半、寝たのが午前2時でした。そんなハードなツアーでも行った価値は十分ありました。

No.198:睡眠は改善したものの・・・ (2023年07月31日)

 スマートウォッチによる睡眠の質が「良し」となる「睡眠スコア80以上」の日が続いています。記録し始めた昨年7月から、30日移動平均が75から80の間で上下していましたが、今年6月から80超えで安定し、現在82超えとなっています。ですから免疫力には少々自信があったのですが、7月に帯状疱疹になってしまいました。年金生活者にとって、健康維持は大切なお仕事、お務めのようなものですが、いろいろ努力しても歳には勝てない、ということなのかもしれません。

No.196:伊豆大島G7 (2023年05月31日)

 今月、伊豆大島にG(爺)7が集結しました。大学同期の部活仲間7人、島を観光し、椿油での贅沢なフォンデュをいただき、濃厚な大島牛乳やそのアイスを味わい、夜の勉強会では2人の真剣な議論を子守歌に4人が眠りに陥りました。昨年11月の新潟県松之山温泉での53年ぶりの合宿、その楽しさがまたまた再現されたのです。

No.195:春、日本のベストシーズン (2023年04月30日)

 風邪をひき、1週間おとなしくして、やっと回復しました。その間、かなり弱気になっています。月並みですが、健康のありがたさ、大切さを改めて感じました。健康第一、と考え、出来るだけのことはしていても、病気になるときはなるものです。

No.194:旅は2泊3日がちょうどいい (2023年03月31日)

 今月は、広島原爆ドーム、厳島神社、錦帯橋、足立美術館、出雲大社を「3日間でじっくり巡るツアー」に参加しました。いつかは訪れたいと思っていた名所ばかりで、しかもそれぞれに時間をかけての見物で、盛りだくさんの慌ただしいツアーにはない、充実感がありました。


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