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Mさんのページ −多彩な趣味をもつ友人Mさんのページ−


自由研究 No.141-160


目次

No.160:絵馬 / Votive Tablet  No.159:マウス  No.158:シャコバサボテン  No.157:Holmes comet / ホームズ彗星  No.156:映画を見て  No.155:安積疏水  No.154:イチイ  No.153:コブシの実 / Nuts of Kobushi  No.152:ホームズ彗星  No.151:ムラサキシキブ  No.150:御開帳  No.149:地球の影 / Earth Shadow  No.148:ハローウィン  No.147:太陽  No.146:失われた文明  No.145:カイズカイブキ  No.144:230万年前の光 / Light from 2.3 million years ago  No.143:百日紅  No.142:サギソウ  No.141:ピーマン

絵馬 / Votive Tablet

 毎年元旦には家族そろって日光の二荒山神社に初詣に行く。そしておみくじを引き、絵馬を買ってくる。 昨年の亥年でちょうど十二支そろった。一枚一枚それぞれに思い出がある。

 次はどんな12年になるだろう。新しい子年に家族の健康を祈った。

On every New Year's Day I visit Futara-san Shrine of Nikko with my family. Then we pull a sacred lot and buy a votive tablet. Just twelve kinds of tablet were collected by last year, the boar. There are various memories on each of them. I hope that something good will happen during next 12 years.

So I prayed for the health of my family in the beginning of Mouse Year.

絵馬 絵馬

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マウス

 今年一年いろいろとお世話になりました。 君がいなかったらインターネットは見られず、メールは出せず、写真も写せず、仕事もロクにできなかったでしょう。 小さな体でフルに動き回ってさぞかし疲れたと思います。来年は君の年ですね。 ゆっくり休みたいところでしょうがそうはいきません、もっともっと働いてもらうことになると思いますよ。よろしくお願いします。

マウス マウス

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シャコバサボテン

 窓辺のシャコバサボテンが冬の日差しを浴びて満開に咲いている。

 このサボテンのルーツは、ブラジルの1000〜1800mの高地に自生しているカニバサボテンと低地で自生しているシャコバサボテンが自然交配してできたもので、 明治初期に日本に入ってきたらしい。ちょうどクリスマスシーズンに咲くので、クリスマスカクタスとも呼ばれている。

 品種改良が進んで市販されているものだけでも100種類くらいはあるらしい。 我が家にもピンク、赤、薄紫など何種類かの鉢があり、開花を待っている。しばらくは茶の間を明るくしてくれそうだ。

シャコバサボテン シャコバサボテン

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Holmes comet / ホームズ彗星

The Holmes comet(No.152) that exploded suddenly in end of October, expanded rapidly and the brightness has gone down. It became difficult to see by naked eye. But, by binocular, we can see the comet grew to about 1.5 times of the diameter of full moon, and a faint tail is growing to behind. Now, Holmes comet is in the Perseus and is receding from the Earth gradually.

This comet was discovered by Mr. Holmes in 1892. The orbit is long ellipse between Mars and Jupiter, and its cycle is a 6.9 year.

The comet has lost a lot of mass probably by gushing a large quantity of gas and dusts in to outer space at time of burst. So, I am wondering about seeing it again at next chance.


[Photograph Data]
Date: 2007.12.05. 00:30
Place: Oyama Tochigi Japan
Camera: Nikon D80, Nikkor DE70-300
Condition: ISO1000, F300mm/5.6, 40sec., Auto Guide.


 10月末に大バーストしたホームズ彗星(No.152)は、急速に拡散し、光度もかなり下がってきた。 もう肉眼で見ることは難しくなったが、双眼鏡を使うと満月の約1.5倍に広がったガスとうっすらと尾も確認できる。 現在はペルセウス座の中にあり、次第に遠ざかっている。

 この彗星は1892年にHolmes によって発見された。火星と木星の間の長楕円軌道を6.9年の周期で回っている。 今回の大バーストで大量のガスや塵を宇宙空間に噴出したので質量はだいぶ減ったと思われるので、次回再び見えるかどうか、楽しみである。

ホームズ彗星 ホームズ彗星

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映画を見て

僕がいない場所

 ポーランド映画『僕がいない場所』を見た。 監督のドロタ・ケンジェルザヴスカと、彼の作品についての論評は新聞で読んだことがある。 この映画は、母親に捨てられ、町はずれの川べりの廃舟に住みついた癒やされない寂しさを抱える一人の少年のことを描いている。

 映画の中に出てくる町並みや郊外の田園風景は、ワルシャワに滞在していた頃の懐かしい記憶をよみがえらせてくれた。 しかしそれ以上に、あの子供はこれからどうなるのだろう、何とかならないものか、胸が締め付けられるような思いに苛まれてしまう。

 前に見た『誰も知らない』も、母親に見捨てられた幼い弟妹の漂流する生活を描いた作品である。 主演の柳楽優弥がカンヌ国際映画祭において、 史上最年少、しかも日本人として初めての最優秀主演男優賞を獲得したことで大きな話題を呼んだことで知られている。

 いずれも子供を取り巻く家族や社会のあり方を聴衆に問いかけた作品である。 帰る途中の家内との話題も、最近社会問題にもなっている子供の事件の話になった。

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安積疏水

 猪苗代湖畔をドライブ中に安積疏水の取水口に立ち寄った。 猪苗代湖の水はここから地下や地上の水路を経て安積から郡山周辺まで流れて行く。

 この地帯には阿武隈川が流れているが、流域が狭いうえに低地を流れているため、農業用水として利用するには条件が悪く、 かつて米の収穫量は他の地域の半分にも満たなかった。しかし、今は福島県を代表する穀倉地帯になっている。 その礎となったのが猪苗代湖から水を引く安積疏水である。 

 明治政府は国営事業として明治12年に疎水工事に着工した。 全国から旧氏族を集めるなどして、延べ85万人の労働力を費やし3年の歳月をかけて明治15年に完成した。 総水路延長は130kmにもなり、3,000haの水田を潤すことができた。 安積疏水はその後、順次整備され、現在では水路総延長534km、 約10,000haの水田を潤す国内有数の水利施設になっている。

 滔々と流れる水は明治の先人達の治水事業にかけた思いを今に伝えているようだ。

現在の取水口 現在の取水口
当時の取水口の石組み 当時の取水口の石組み

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イチイ

 南会津町の民俗資料館の垣根はイチイの植込みである。 今、真っ赤なルビーのような実をたくさん付けていて、ちょっと早いがクリスマスツリーのようだ。

 イチイは北海道から九州にかけて主に山地に自生し、庭木としてもよく栽培されている。年輪の幅が狭く、木質が緻密で美しいため工芸品によく用いられ、 特に岐阜県飛騨地方の『一位一刀彫』は有名だ。イチイの名前は、仁徳天皇がこの木で笏を作らせ、その笏で正一位を授けたことから来ているらしい。

 我が家の垣根はサザンカだが、イチイの垣根も季節感があっていいものだ。

イチイの実 イチイの実

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コブシの実 / Nuts of Kobushi

 会津西街道を今市に向かう途中で、道際のコブシの枝に赤い実を見つけた。

 コブシ(No.117)は、我が家の裏の雑木林にもたくさん生えていて、早春に白い花はよく見るが、実は見たことは無かった。 今年の夏は暑かったせいか、よく実っていて色も鮮やかだ。

 コブシは花だけでなく、実も季節を告げてくれる。

On the Aizu West Highway to Imaichi, I found a red nut on the branch of Kobushi beside the road.

Many Kobushi (No.117) are growing in the copse behind of my house. In the early spring, I watch white flowers well, but have not seen a nut until now. This summer, it was remarkably hot. So, the nuts have grown very well, and the red color is very vivid.

Not only flower, also by the nut, Kobushi tells us a season.

コブシの実 コブシの実

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ホームズ彗星

 久々に彗星を観測した。

 この彗星は今年5月に近日点を通過し、今はしだいに遠ざかっている。 10月23日には17等星だったが25日に突然40万倍も明るくなり、肉眼でも見える2等星台になった。 急に明るくなったのは、彗星の核から大量の塵やガスが噴出すアウトバーストが起きたためだ。 アウトバーストは、彗星が太陽の近くを通過する際に時々起きる現象だが、太陽から約3億6千万kmも離れたところで、 しかも、これほど急激に明るくなるのは極めて珍しいらしい。

 現在、ペルセウス座付近にその姿を観測できる。遠ざかる彗星をちょうど後方から見る格好になるため、尾は見えない。 丸くぼんやりとしていて、宇宙空間に浮かぶ巨大な風船のようだ。

 今後、拡散しながら徐々に光度が下がってゆく。しばらく観測を続けてみよう。

写真データ
・場所:栃木県小山市
・日時:2007年11月4日0時20分
・カメラ:Nikon D80 / Nikkor ED70-300
・撮影:F300mm / 5.6, ISO800, 露出20秒, 自動追尾

ホームズ彗星 ホームズ彗星

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ムラサキシキブ

 玄関先のムラサキシキブにふさふさと実がなっている。

 この名前は、平安時代の女性作家『紫式部』に由来しているといわれているが、もともとは「ムラサキシキミ」と呼ばれていたらしい。 シキミとは、重なる実という意味だ。色の優美さからいつの間にかムラサキシキブに変わってしまったようだ。 日本原産でクマツヅラ科、鉢植えなどで広く栽培されているのは、やや小型のコムラサキシキブが多い。

 陽気のせいか今年は紫色がとりわけ鮮やかだ。ウメモドキの赤い実(No.107)と同じように、野鳥に見つかると餌食になって瞬く間に消えてしまう。 野鳥が柿の実に群がっている間は、こちらは無事。しばらくは目を楽しませてくれそうだ。

ムラサキシキブ ムラサキシキブの実

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御開帳

御開帳

 近くのお不動様が三十三年御開帳となった。

 記録によると、このお不動様は1572年まで水戸の龍江院に奉られていたらしい。 明王のお告げにより、尊像を背負って旅に出た和尚がこの地で疲労のあまり倒れ、病に臥せってしまった。 病床の夢枕に現われた明王のお告げで、起きあがって尊像を拝むと病がたちどころに消えた。 それを見た人々がお堂を建立してその尊像を奉り、以来33年ごとに御開帳が行われてきたそうだ。

 昔の人々にとって33年に一度というのは、一生の間に一度を意味していたはず。 それだけに、御開帳でお不動様を拝めることは、大変ありがたい事だったにちがいない。

 お坊さんたちの読経の中で扉が開かれ、お不動様の姿が現れた。 お堂の周りでは稚児行列、境内の野外ステージでは歌謡ショーなどが開催され、大変な賑わいだった。

 この日のために5年も前から準備が進められてきた。 何しろ前回は33年も前のことで、その時に関わった人たちは殆どいなくなってしまったのだから、準備にあたった皆さんも大変だったと思う。

 お堂の中に正座して、しばらくお顔を拝観した。彫りかけの不動明王もこのありがたい気持ちを込めて彫ってみよう。

御開帳 にぎわう境内

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地球の影 / Earth Shadow

 よく晴れた日の夕方、東の空を注意して見ていると、日没と同時に水平方向に広がる紫色の影がゆっくりと昇ってゆくのが見える。 西側の地平線の影、いわゆる地球の影だ。 地上では大気の透明度に影響され、ぼんやりしているが、飛行機や山の頂上などからは時々くっきりとした影を見ることがある。

 マウナ・ケア(海抜4,200m)の山頂から見た地球の影はすばらしかった。 太平洋の水平線に太陽が沈むと同時に東の空に濃い紫色の影がゆっくりと上がってゆく。やがて始まる天体ショーの幕開けのようだった。


The clear evening, at the same time of the sunset, if we watch carefully the east sky, can see the purple shadow which spread for horizontal direction rises up slowly on the sky. A shadow of the western horizon, so called, it is the Earth Shadow. On the ground, it is dim because of the transparency of atmosphere. But from the airplane or top of the high mountain, some times we can see very clear shadow.

It was a wonderful shadow which I saw from the top of Mauna Kea (4,200m above sea level). At the same time when the sun set in the horizon of the Pacific, the dark purple shadow rose up slowly on the east sky. It was just like the opening of astronomic show.

地球の影 マウナ・ケア山頂にて

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ハローウィン

 毎年10月になると街のあちこちでお化けカボチャを見かける。いつの間にかハローウィンが日本の年中行事のひとつになってしまった。 遊園地やテーマパークなどでも様々なイベントを開催している。

 ハローウィンは、All Saint’s Day(万聖節)の前夜に天から降りてくる悪魔を脅かして追い返す行事で、 スコットランドやアイルランドでは、その後のBonfire Night (11月5日)に、焚き火をしたり、花火を打ち上げる。

 グラスゴーにいた頃、10月31日の夜中に子供たちが吸血鬼や魔女の仮装をして家々を回り、ドアの前で、大声で歌ったり、ワーワーと騒いでいるのをよく見かけた。 子供たちは、その家の人にお菓子やピーナッツをもらってはしゃいでいた。各家庭ではカボチャを刳り抜いてお化けを作り、中に蝋燭を灯して飾る。

 こうした風習は、宗教やしきたりに関係なく、商業ベースに乗って日本に伝わって来る。 バレンタインデーもしかり、そのうちイースターも来るかもしれない。 イースターの頃には街のお菓子屋さんに卵の形をした大小のチョコレートがたくさん並び、友達とプレゼントし合ったりする。 これも商魂たくましいチョコレートメーカーがきっかけを狙っているにちがいない。

ハローウィン 街で見かけたカボチャのお化け

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太陽

 マウナ・ケア山腹のビジターセンターには一般向けの天体望遠鏡が設置されていて、ここを訪れた人達に星や太陽を見せている。 写真は、その望遠鏡の接眼レンズにデジカメを当てて撮った太陽の姿である。黒点と、表面から立ち昇るプロミネンスが見える。

 太陽の表面は、子供のころ理科の観察で蝋燭のススで黒くしたガラスを使って見たことはあるが、望遠鏡で直接覗いたことは無かった。 望遠鏡の場合、蝋燭のススというわけにはいかず、専用の減光フィルターが必要になるからである。 写真撮影も然り、カメラの設定など星空とは逆の難しさがある。特に皆既日食の場合、その過程で明るさが昼と夜の差ほどに変化するためさらに難しくなる。

 2008年8月1日にはシベリアから中国奥地にかけて、2009年7月22日には日本のトカラ列島で皆既日食が見られる。 仲間と観測に行く計画を立てているが、黒い太陽と宇宙空間に広がるコロナ、そしてダイアモンドリング、わずか数分間の天文ショーを失敗なく撮るために周到な準備が必要となりそうだ。

 今から撮影機材の情報などを集めながらワクワクしている。

太陽 黒点と立ち昇るプロミネンス

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失われた文明

 最近、世界遺産のことがテレビや出版物などでよく紹介されている。

 国立博物館で開催中のインカ・マヤ・アステカ展に家内と行った。この中南米に栄えた3つの文明には何か興味を引かれるものがある。 そこに生活していた人々の祖先が凍結したベーリング海峡を渡り、南米にまで行ったモンゴロイド、私たちに近いアジア系の民族であり、 彼らの文明の繁栄と滅亡に壮大なロマンがあるからかも知れない。帰りに博物館の売店でDVDを買った。

 学生のころは、ただひたすら記憶するだけの世界史だった。 今こうして様々なメディアを介して歴史に触れたり、現地を旅行することによって、頭の中に断片的に残っている世界史が補完されながら上書きされてゆく。 知識が深みを増し、新たな興味もわいてくる。

 これも生涯学習のひとつ、人生を楽しくしてくれる。

失われた文明 帰りに買ったDVD

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カイズカイブキ

 庭のカイズカイブキにスギとよく似た針葉を持つ枝が伸び出した。 この針葉は非常に硬く、刈り込み中や伐採した枝を片付ける時などにうっかり触れると大変痛い思いをする厄介ものである。

 カイズカイブキは幼樹の頃は針葉だが成長するにつれ柔らかい鱗片状の葉を付けるようになる。 自然に成長させるとこの柔らかい葉で木全体が覆われ、ゴッホの燃え上がるような絵をイメージさせる樹形になる。 しかし狭い庭のため自然の成長に任せておくわけにも行かず、何年か置きに深く刈り込まなくてはならない。 太い枝を切ると切り口から幼樹と同じ針葉を持つ枝を伸ばしてくる。無理に切られるので木が反抗しているようにも思える。

 やはり、庭木として育てるためにはきめ細かく手入れをしてやる必要がありそうだ。

カイズカイブキ カイズカイブキの針葉

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230万年前の光 / Light from 2.3 million years ago

 デジカメでアンドロメダ銀河を捉えることができた。

 この銀河は私たちがいる天の川銀河のすぐ隣、とは言っても230万光年先にある銀河だ。 したがって今見ているのは230万年前、人類が猿から進化して石器を使い始めたころの光である。 肉眼でもかすかに見えるがデジカメのセンサーはその姿をはっきりと捉えている。

 星雲や銀河の写真は、フィルムカメラの時代にはごく限られたマニアの世界だったが、最近は初心者でもわりあい簡単に撮れるようになった。 CCDやC-MOSなどのイメージセンサーの急速な性能向上と、手軽な画像処理ソフトが出回ったおかげだ。デジタル技術の進歩は趣味の範囲を広げてくれた。

 やはり自分のカメラで撮った写真には、撮った本人にしか分からない価値がある。


My digital camera caught Andromeda Galaxy. Though this galaxy is neighbor of our Milky Way, it is 2.3 million light-years far. Therefore, the light which we watch now is the light of 2.3 million years ago. It is the era when the human evolved from ape and began to use a stone implement. We can see its figure dimly by the naked eye. However, the sensor of digital camera is able to catch it clearly.

The photograph of galaxy, nebula etc. had been the world of only camera maniacs. But recently, even a beginner can easily take such picture. It will be an effect of rapid improvement of image-sensor such as CCD and C-MOS, and of good software sold in the market. The progress of digital technology has expanded the field of our hobby.

The photograph which I took by my camera has a best value that will never be understood by other person.


Photo Data: NIKON-D80, Nikkor70-300, 200mm, F5.0, Auto-guide, 5min.
Place: Mauna Loa

カシオペアとアンドロメダ銀河 カシオペアとアンドロメダ銀河

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百日紅

 昨年、大きくなった瘤を全部切り落としてしまったので、今年は咲くだろうかと思っていたら、 切り口から新しい枝が何本も勢いよく伸び出し、先端に見事な花を咲かせた。

 さるすべりは中国南部原産でミソハギ科の落葉樹、 淡紅色の花が何日も咲き続けるので漢名は『百日紅(ひゃくじつこう)』。ところが日本に伝わって来た時に、幹がつるつるしていて猿も滑りそうだ、ということで、 それがそのまま日本語名になってしまった。パソコンで「さるすべり」と入力すると、「百日紅」と変換される。このような漢字もめずらしい。 しかも漢字と仮名読みの両方でこの木の性質をよく現わしているから面白い。

 瘤から生まれたお地蔵様(No.115)にも花見をさせてあげた。

百日紅 百日紅

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サギソウ

 昨年の夏、近くの『道の駅』の園芸コーナーで買ってきたサギソウが今年も咲き出した。 お店の方が花の終わったあとの栽培のコツを丁寧に教えてくれたがそのおかげだ。

 サギソウは日本各地に自生する野生のランである。世田谷区の花にも指定されていることから昔はこの一帯にも群生していたのだろう。 しかし最近では絶滅危惧種に指定され、各地で自生地の保護や復元の取り組みがなされている。

 2 cmほどの小さな花だがその形は大空に舞う白鷺の姿(No.130)をイメージさせる。

 つぼみを数えたら18個もある。しばらくは我が家の玄関先を飾ってくれそうだ。

サギソウ サギソウ

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ピーマン

 ホームセンターで買ってきたピーマンの苗が順調に育ち、真夏の太陽の下でたくさんの実をつけている。連日、炒め物や揚げ物になって食卓に上る。 でも取れたての野菜は生で食べるのが一番うまい。縦に割って中の種を取り除き、味噌を付けてかじると独特の香りと甘みが口の中に広がる。 これがピーマンの本当の味だろう。

 ビールによく合う夏の野菜である。

ピーマン ピーマン

2007年8月-12月 M

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