マスコミの学校

花田紀凱氏:企画力①<大事なのは企画>

 花田紀凱(はなだ かずよし:1942年東京生まれ)編集長の「企画力講座第1回」だ。編集者・ライターに必要なものとして「構想力」「記憶力」「人脈」「情報収集力」「企画力」「取材力」「表現力」をあげ、一つ一つについての丁寧な説明があった。経験をふまえた、具体的で実践的な話だ。この「マスコミの学校」で若い人たちを育てようとする花田編集長の熱意が伝わってくる。次のターザン山本氏の講座も熱心に聴き、山本氏とともに白板の文字を消すなどの何気ない花田編集長の行動にも、そんな意気込みが感じられた。
マスコミの学校

開講式・大下英治氏特別講演:選挙と報道

 このページでは、第2期「マスコミの学校」を受講した内容や感想を掲載していきます。マスコミの学校は「月刊ウイル」が主催する「編集者・ライターになるための講座」だ。開講式のこの日、講座主催者の元木昌彦氏、花田紀凱氏の挨拶に続いて大下英治(おおした えいじ:1944年広島県生まれ)氏の特別講演「選挙と報道」があった。今回の衆議院総選挙がテーマで、豊富な取材と、長年政治家たちをみつめてきた大下氏の視点から生れるノンフィクションは、分かりやすく面白く、本質に迫っている。週刊文春の記事を長年手がけてきた氏ならではだ。
ウォーキングの日々

東京・横浜

休日の気ままなウォーキング
ウォーキングの日々

小田急小田原線

新宿から小田原までの路線距離82.5kmをウォーキング。
子どものころ

昔の風景

井戸掘り ここに小さな広場と入り口近くに井戸があった  我家の前にある広場の端に、高さ3mぐらいの円錐状のものが数本の丸太で組み立てられた。それから何人かの男女が毎日集ってきて「おとちゃんのためなら、えーんやこーら。おかちゃんのためなら、えーんやこーら」とやり始めた。井戸を掘っているのだ。円錐状の中央にある重しが、滑車を通した綱で引き上げられて落され、その衝撃で井戸のパイプが地中にめり込んでいく、そんな仕組みだったはずだ。重しを上...
子どものころ

食べ物

初めてのコカコーラ  新宿の坂の途中にあった喫茶店でコカコーラを1回だけ兄貴におごってもらった。50円。高価な買物であり、後々までこのことを兄貴に言われるはめになる。確かに、飲物に50円というのは破格の値段だ。30円でたぬきうどんが食べれるんだから。 どんなに美味しいものかと期待したが、でてきたものを見てびっくり、さらに飲んでびっくりである。黒土のような色、薬のような味、こんなものにお金を払うなんてどういうことなんだろうと、がっかりする...
子どものころ

遊び場

エレベータ遊び  新宿にはときどき歩いて遊びに行った。家から3km以上あり結構遠出の遊びだった。京王線が新宿駅に入る手前で路面電車となり広い甲州街道を斜めに横切るのを見ながら伊勢丹へ向かう。伊勢丹のエレベータに乗るのが目的だ。なにしろお金なしで乗れる乗物なのだ。あちこちでエレベータのお姉さんに追い出され、乗るエレベータがなくなると帰る。いかに怒られずに乗るかに知恵を絞る。1つのエレベータに連続しては乗らない、1つのエレベータで上がったら...
子どものころ

おふくろ

おふくろの買物 今は商店もまばらな川島通り  夕方になるとおふくろが何人かの仲間と買物から帰ってくる。いっぱい買物をして。きゅうりなどをバケツで買ってくることもあったそうだ。川島通りが安いらしくよく行っていたと思う。川島通りは近所にある高校を過ぎたところにあり家からは800mぐらいある。便利な近くの商店街には行かずに、安い遠くの商店街に行く。子供たちはそんな親の姿をみながら育った。 全国の個人商店は1952年に100万軒、197...
子どものころ

おやじ

おやじの新もの好き  おやじは新しもの好きで、氷で冷す冷蔵庫、手で振る洗濯機、手ぬぐいで背中を洗う要領で使うマッサージ器などを買ってくる。TVは近所で最初に買ったはずだ。近所の子供達が窓の外からTVを観ていたのを憶えている。TVの場面で雨が降りだすと、「雨だ」と言って家に帰ってしまう子がいたぐらいTVはめずらしかった。  偉くなってからのおやじはあまり物を買わなくなったように思う。買うチャンスがなくなったのかも知れないが、それよりも子供...
子どものころ

東京大空襲

 1945年3月10日(土)の東京大空襲では、東京下町約40k平米に70万発もの焼夷弾が投下され、広島や長崎の原爆に匹敵する10万人以上(推定)の死者が出た。当時浅草に住んでいた叔母は、約17坪に1個という異常な高密度で落下してくる焼夷弾の "雨"の中で助かった1人だ。生死を分けるような未曾有の事態に陥ったとき、何がその人を救うのだろうか。運や偶然とともに、考え方や性格からくる行動の僅かな差が生死を分けてしまうこともある。叔母の体験談は...
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