国内旅行

No.180:年末年始は京都でした

   20年ほど住んでいた京都ですが、お正月を過ごした覚えがありません。そのため、年末年始の京都、とても楽しみでした。12月31日朝早くから家を出て、1月5日夜に帰宅、5泊6日の比較的ゆったりした京都滞在です。いたるところが観光スポットで、行くところに困ることは無く、美味しいものもたくさんあります。

   大晦日にはホテル近くの頂法寺(六角堂)で除夜の鐘を撞かせてくれる、というのでその気でしたが、ホテルでお風呂に入りビールを飲んだら外出する気力がなくなりました。いたるところで除夜の鐘の音が聞こえる京都、ということでしたがホテルの部屋では聞こえず、撞けなかっただけでなく、聞くこともできませんでした。

   でも元旦の朝は、京都のおせち、白みそのお雑煮、お酒などがホテルのレストランに用意され、ビュッフェ形式なので、1膳目、2膳目、3膳目と食事とお酒がすすみました。お正月に実家に集まった兄弟と、話をしながら、おせちで延々とお酒を飲んでいた楽しいひと時を思い浮かべ、ついつい飲みすぎました。実家に集まらなくなってからは、海外での元旦が多く、日本のような特別感は味わえません。このホテルにしてよかった、と思えるひとときでした。

   いろいろ観光しましたが、予想外だったのは将軍塚青龍殿です。大舞台から京都の町が一望できるのですが、すぐ近くの市営展望台と大して差はないだろうと高をくくっていたのですが、これが大間違い、一望できる範囲が京都市街ほぼ全て、境内にある別の展望台からは大阪も望めるというスケールの大きさで、大満足でした。


標石の文字も鳥居も金色の御金(みかね)神社<写真へのクリックで拡大できます>

   御金(みかね)神社も印象に残りました。「おかね」と書くだけのことがあって、拝殿の鈴は黄金の巾着に包まれ、垂れ下がった太い鈴緒も金色、標石の文字も鳥居も金色でした。金色の鳥居なんて初めて、今年の金運は期待できそうです。

   雪まじりの日もあって、温かい蕎麦やうどんで身体を温めています。就職して初めて関西に住んだときは、うどんの味になじめず、東京に行ったときは必ずうどんを食べていましたが、いつの間にか関西味の美味しさが分かるようになりました。二人以上の世帯当たりのパン消費量日本一の京都、そんなパンも食べてみたかったのですが、お正月休みで買うことができませんでした。残念です。

   帰宅した5日、京都でのコロナ感染者数が前日比3倍の92人と急増、その後も急激な増加が進み、29日には過去最大の2,754人となりました。第5波と今回の第6波の間隙をぬっての旅行でもあったのです。

以下は観光と食事の備忘録です。
■初日大晦日:まず清水寺へ、12年間に及んだ「平成の大改修」で屋根を葺き替え、舞台も張り替えています。知恩院では、今夜の除夜の鐘を何人かの僧で撞く大きな鐘を見物しました。八坂神社は屋台が並び相変わらずの賑わいでした。昼食は「京菜味のむら」湯葉丼、夕食は「権太楼」年越し蕎麦でした。
■2日目元旦:友人宅で昼食をご馳走になり、その後三十三間堂へ、本堂内に並んだ千体の千手観音像はやはり圧巻でした。朝食、昼食ともにご馳走だったので、夕食はホテルでカップラーメン、美味しかった。
■3日目:バスで東山を上り将軍塚青龍殿へ、京都を一望する大舞台から京都の街並みや、それを取り囲む山々をしばし眺めました。帰りは、東山トレイルを下って、京都最古の宮「京の伊勢」日向大神宮へ、さらに、琵琶湖疎水の運航船を運んだ蹴上インクラインを歩き、南禅寺まで。昼食を食べ損ね、夕食は「いづう」鯖寿司となりました。
■4日目:石清水八幡宮に参拝、その後、奈良の大仏よりも大きかったといわれる豊臣秀吉建立の大仏があったという豊国神社で、大仏を支えた巨大な石で組まれた石垣を見て、六波羅蜜寺で教科書で見たことがある口から六体の阿弥陀が現れる空也上人像を拝観し、建仁寺では金澤翔子さんの力強い書や鳥羽美花さんの美しい襖絵を楽しみました。この日も昼食を食べ損ね、早めの夕食で「平野屋本家」いもぼうをいただきました。
■5日目:上賀茂神社に参拝、平安時代の陰陽師「安倍晴明公」をお祀りする晴明神社で、境内に再現された、死者が蘇ったという一条戻橋を渡り、出町の飛び石で鴨川を渡り、旧三井家下鴨別邸を見物しました。昼食は「祇園 権兵衛」のっぺ(あんかけうどん)、デザートに「鍵善」くずきり、夕食は丹後地方網野の名物「とり松」ばらずしでした。
■最終6日目:御金(みかね)神社に参拝、その後、雪景色となった貴船神社を参拝しました。昼食は「冨美家(ふみや)」鍋焼きうどん、夕食は、前日の「とり松」ばらずしが美味しかったので、再度買い求め、新幹線車内でいただきました。

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No.206:日本海に蟹を食べに行きました (2024年03月31日)

 「(福井県の)小浜に蟹を食べに行くけど・・・(行かないか?)」と京都在住の友人からメールが届きました。京都に住んでいた若いころ、日本海での蟹といえば、蟹、蟹、蟹の蟹尽くしのイメージがあって、しかも、今回のメンバー5人全員が会社の元同僚で、内2人は私と同じ大学、これは行かなくては、と即決しました。

No.205:長崎ランタンフェスティバル (2024年02月29日)

 旧正月を祝う長崎ランタンフェスティバルを見物してきました。旧正月のランタンフェスティバルといえば台湾、無数のランタンが夜空に舞い上がる風景が有名ですが、長崎も負けてはいません。無数の光るランタンが広場や通路の頭上にあり、人物や動物のオブジェや高さ10mにもなる大型オブジェが市内中心部のいたるところで輝いています。

No.204:年末年始は今年も京都 (2024年01月31日)

 年末年始は京都でした。3年連続ですが、どこを歩いても楽しく、街歩きに飽きることはありません。今回は、嵐電1日パスでの名所巡り、大津、宇治に足を延ばしての「紫式部ゆかりの地」巡りでした。6日間で11.5万歩、二人でぶらぶら歩いた楽しい旅でした。

No.202:北陸の旅 (2023年11月30日)

 カニ漁の解禁が今月初め、しかも今年は豊漁とのこと、カニへの期待を膨らませて金沢に3泊した旅でした。ズワイガニを目の前で茹でててくれる居酒屋でいただきましたが、期待が大きすぎたためか、少し物足りなさを感じました。カニといえばカニカマ、という普段の生活なので、あの大きさと食感がないと満足できないようです。でも、お寿司屋さんでは、のどくろやガスエビといった北陸の美味しさに大満足、同じ店に2日出かけ、「たくさん食べていただきありがとうございます」とお礼を言われました。美味しいお寿司をたくさん頂きました。

No.201:14回目の会社同期会 (2023年10月31日)

 同期入社を中心とした、かつての遊び仲間が岐阜・下呂温泉に集まりました。関西在住6名、関東在住6名の12名のうち、今回は8名、同伴奥さん4名で計12名の参加でした。会社在籍中から家族ぐるみでの付き合いです。

No.200:恐山と奥入瀬渓流 (2023年09月30日)

 友人夫妻との旅行、今回は恐山と奥入瀬渓流でした。我々夫婦だと電車、バス、徒歩での旅行なので、車を運転する友人との旅行は、車でしか行けないところ、あるいは車でないと便が悪いところ、となります。今回は、新幹線と在来線で下北半島のむつ市に、そこからレンタカーで、霊場恐山、本州最北端大間崎、下風呂温泉、車で南下して、ミシュラン・グリーンガイド二つ星の奥入瀬渓流、カルデラ湖の十和田湖、田沢湖近くの国見温泉、そして盛岡から新幹線で東京、という行程でした。

No.199:今年の夏は大花火大会 (2023年08月31日)

 長岡まつり大花火大会を見物しました。日本一の花火大会と言われるだけあって、全国からたくさんの人が押し寄せ、宿が取れません。そこでバスツアーに参加、花火終了後の宿は遠く離れた越後湯沢で、大会終了後の混雑もあって、ホテル到着が夜12時半、寝たのが午前2時でした。そんなハードなツアーでも行った価値は十分ありました。

No.198:睡眠は改善したものの・・・ (2023年07月31日)

 スマートウォッチによる睡眠の質が「良し」となる「睡眠スコア80以上」の日が続いています。記録し始めた昨年7月から、30日移動平均が75から80の間で上下していましたが、今年6月から80超えで安定し、現在82超えとなっています。ですから免疫力には少々自信があったのですが、7月に帯状疱疹になってしまいました。年金生活者にとって、健康維持は大切なお仕事、お務めのようなものですが、いろいろ努力しても歳には勝てない、ということなのかもしれません。

No.196:伊豆大島G7 (2023年05月31日)

 今月、伊豆大島にG(爺)7が集結しました。大学同期の部活仲間7人、島を観光し、椿油での贅沢なフォンデュをいただき、濃厚な大島牛乳やそのアイスを味わい、夜の勉強会では2人の真剣な議論を子守歌に4人が眠りに陥りました。昨年11月の新潟県松之山温泉での53年ぶりの合宿、その楽しさがまたまた再現されたのです。

No.195:春、日本のベストシーズン (2023年04月30日)

 風邪をひき、1週間おとなしくして、やっと回復しました。その間、かなり弱気になっています。月並みですが、健康のありがたさ、大切さを改めて感じました。健康第一、と考え、出来るだけのことはしていても、病気になるときはなるものです。


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