国内旅行

No.178:1年ぶりの旅行

   コロナ感染の第六波が来ないうちに温泉に行こうと友人夫妻と出かけました。旅行は1年ぶり、同じメンバーです。1年前は、旅行から帰ったとたんに第三波が急激に立ち上がり、ぎりぎりのタイミングでした。その後第四波、第五波と立て続けに襲来し、やっと落ち着いてきたので出かけたのです。


恐々渡った「死ぬまでに渡りたい世界の徒歩吊り橋」<写真へのクリックで拡大できます>

   行先は大井川上流にある寸又峡温泉、旅行口コミサイト・トリップアドバイザーで「死ぬまでに渡りたい世界の徒歩吊り橋10」に選ばれた「夢の吊り橋」があります。湖面がエメラルドグリーンのダム湖に架かる全長90mの吊り橋で、風が強かったので揺れ、4人でこわごわ渡りました。紅葉が少し残っている中、一応「死ぬまでには渡った」実績を作ることができました。吊り橋を渡ると304段の急な上り階段、足にかなりきます。これでビールがうまいだろう、などと考えながら旅館に入りました。

   吊り橋の前に、同じダム湖にある「奥大井湖上駅」に立ち寄りました。ここはフジテレビの「ザ・ベストハウス123」で「日本の不思議な駅ベスト1」に選ばれ、番組で映し出された、エメラルドグーンの湖面から490mのところに架かる、長さ500mほどの鉄道橋の中央にある駅の風景が一躍有名になりました。駅は中央にある島の上にポツンとあるように見えますが、島ではなく突き出た陸地です。

   鉄道橋の狭い歩道で駅まで行くと、1日5往復しかないトロッコ列車がちょうどやって来ました。4人とも大喜びでしたが、駅に止まった列車が動き出すと、友人は客車には目もくれず、列車の下をのぞき込んでいます。傾斜90パーミル(1kmで高低差90m)という普通鉄道日本一の急坂が途中にあり、今では日本で唯一となったアプト式列車で上り下りするので、その構造を見たかったようです。残念ながら急坂のところだけアプト式列車を接続するので、この駅ではその構造を見ることはできません。

   翌日は安倍川河口の登呂遺跡、東京ドームの広さ(9万9千平米)に弥生時代の集落と水田が広がっています。刈り取りは終わっていて、一部の稲が稲架(はさ)で天日干しされていました。集落が粘土質で埋まっていたので、木製品などが腐らずに残り、当時の生活を伝えている、と博物館の方がおっしゃっていました。出土品からは、丸木船で漁に出て、機織具で機を織り、琴のような楽器を奏でていた2000年前の暮らしを想像することができます。

   その後、日本初の有料トンネルだった宇津ノ谷峠の明治のトンネルや、江戸時代には橋がなかった大井川に明治になって架けられた蓬莱橋などを見物して帰路につきました。大井川上流の山奥への往復、曲がりくねった、車がすれ違えない狭いところもある山道を友人一人で運転、いつものことながら、感謝感謝です。

の記事

No.206:日本海に蟹を食べに行きました (2024年03月31日)

 「(福井県の)小浜に蟹を食べに行くけど・・・(行かないか?)」と京都在住の友人からメールが届きました。京都に住んでいた若いころ、日本海での蟹といえば、蟹、蟹、蟹の蟹尽くしのイメージがあって、しかも、今回のメンバー5人全員が会社の元同僚で、内2人は私と同じ大学、これは行かなくては、と即決しました。

No.205:長崎ランタンフェスティバル (2024年02月29日)

 旧正月を祝う長崎ランタンフェスティバルを見物してきました。旧正月のランタンフェスティバルといえば台湾、無数のランタンが夜空に舞い上がる風景が有名ですが、長崎も負けてはいません。無数の光るランタンが広場や通路の頭上にあり、人物や動物のオブジェや高さ10mにもなる大型オブジェが市内中心部のいたるところで輝いています。

No.204:年末年始は今年も京都 (2024年01月31日)

 年末年始は京都でした。3年連続ですが、どこを歩いても楽しく、街歩きに飽きることはありません。今回は、嵐電1日パスでの名所巡り、大津、宇治に足を延ばしての「紫式部ゆかりの地」巡りでした。6日間で11.5万歩、二人でぶらぶら歩いた楽しい旅でした。

No.202:北陸の旅 (2023年11月30日)

 カニ漁の解禁が今月初め、しかも今年は豊漁とのこと、カニへの期待を膨らませて金沢に3泊した旅でした。ズワイガニを目の前で茹でててくれる居酒屋でいただきましたが、期待が大きすぎたためか、少し物足りなさを感じました。カニといえばカニカマ、という普段の生活なので、あの大きさと食感がないと満足できないようです。でも、お寿司屋さんでは、のどくろやガスエビといった北陸の美味しさに大満足、同じ店に2日出かけ、「たくさん食べていただきありがとうございます」とお礼を言われました。美味しいお寿司をたくさん頂きました。

No.201:14回目の会社同期会 (2023年10月31日)

 同期入社を中心とした、かつての遊び仲間が岐阜・下呂温泉に集まりました。関西在住6名、関東在住6名の12名のうち、今回は8名、同伴奥さん4名で計12名の参加でした。会社在籍中から家族ぐるみでの付き合いです。

No.200:恐山と奥入瀬渓流 (2023年09月30日)

 友人夫妻との旅行、今回は恐山と奥入瀬渓流でした。我々夫婦だと電車、バス、徒歩での旅行なので、車を運転する友人との旅行は、車でしか行けないところ、あるいは車でないと便が悪いところ、となります。今回は、新幹線と在来線で下北半島のむつ市に、そこからレンタカーで、霊場恐山、本州最北端大間崎、下風呂温泉、車で南下して、ミシュラン・グリーンガイド二つ星の奥入瀬渓流、カルデラ湖の十和田湖、田沢湖近くの国見温泉、そして盛岡から新幹線で東京、という行程でした。

No.199:今年の夏は大花火大会 (2023年08月31日)

 長岡まつり大花火大会を見物しました。日本一の花火大会と言われるだけあって、全国からたくさんの人が押し寄せ、宿が取れません。そこでバスツアーに参加、花火終了後の宿は遠く離れた越後湯沢で、大会終了後の混雑もあって、ホテル到着が夜12時半、寝たのが午前2時でした。そんなハードなツアーでも行った価値は十分ありました。

No.198:睡眠は改善したものの・・・ (2023年07月31日)

 スマートウォッチによる睡眠の質が「良し」となる「睡眠スコア80以上」の日が続いています。記録し始めた昨年7月から、30日移動平均が75から80の間で上下していましたが、今年6月から80超えで安定し、現在82超えとなっています。ですから免疫力には少々自信があったのですが、7月に帯状疱疹になってしまいました。年金生活者にとって、健康維持は大切なお仕事、お務めのようなものですが、いろいろ努力しても歳には勝てない、ということなのかもしれません。

No.196:伊豆大島G7 (2023年05月31日)

 今月、伊豆大島にG(爺)7が集結しました。大学同期の部活仲間7人、島を観光し、椿油での贅沢なフォンデュをいただき、濃厚な大島牛乳やそのアイスを味わい、夜の勉強会では2人の真剣な議論を子守歌に4人が眠りに陥りました。昨年11月の新潟県松之山温泉での53年ぶりの合宿、その楽しさがまたまた再現されたのです。

No.195:春、日本のベストシーズン (2023年04月30日)

 風邪をひき、1週間おとなしくして、やっと回復しました。その間、かなり弱気になっています。月並みですが、健康のありがたさ、大切さを改めて感じました。健康第一、と考え、出来るだけのことはしていても、病気になるときはなるものです。


タイトルとURLをコピーしました