暮し

No.173:約15万円の米国給付金が届きました

   先月、米国財務省発行の1400ドル(約15万円)小切手が届きました。「Economic Impact Payment」とあり、日本でいう給付金です。米国駐在は25年以上前のこと、しかもわずか3年半の納税者だった者にまで給付金が支給されるなんて、さすが米国、お金持ち、太っ腹、と喜び勇んで銀行に現金化をお願いしました。

   妻は、少し様子を見たら、と心配そうでしたが、わざわざアメリカから私宛に発行された小切手だから問題ないだろう、と強気の構えだったのです。ところが1週間後、妻の心配が的中しました。5月16日、「米現金給付の小切手、日本にも誤配 元駐在員らに届く」(日経)とのネット報道、小切手は誤配だったのです。日本在住の米国年金受給者に送付され、そのなかの日本国籍者約7万人には受給資格がありません。受給資格のない者は、小切手に「VOID(無効)」と記入して送り返せ、とのことでした。

   慌てて、現金化の停止を銀行にお願いしました。行員10万人の大銀行ですが、担当はわずか4人で、依頼が殺到しているため、進捗すら回答できない、とのこと。すでに現金化されていたら、米ドル小切手を新たに発行して郵送するなど、かなり面倒です。やきもきしながら待つこと2週間、小切手は現金化されることなく無事戻ってきました。一安心です。


入っていたのは小切手だけ、封筒には「すでに死亡」のチェックボックスがありました。<写真へのクリックで拡大できます>

   米国における給付金は今回で3回目、1回目のときはすでに死亡している約110万人にも誤送されたそうです。そのためか、届いた封筒の表に、もし受給者が死亡していたらここにチェックを入れて、このまま郵便ポストに入れろ、とか、小切手裏書の偽造は犯罪です、といった記述がありました。

   Newsweek(5月20日号)記事「1400ドルの小切手を受け取った日本人に戸惑い」には、「小切手を返却しないと2022年に警告が届く」とありました。2022年であれば小切手の有効期限は切れているので、それまでに現金化した人だけに警告が届くのでは、と勝手に思っています。記事中の鎌倉在住79歳の男性も、面倒なので小切手は返却しない、と話しています。

   誤配は、早期支給を最優先とした結果、とのことですが、こちらは大迷惑です。まあ、おかしい、とは思いながら間髪入れずに現金化手続きをしたのは軽率でしたが、実害がなく良かったと思います。目の前の人参に引き寄せられて失敗しないよう、歳をとったら特に注意が必要なようです。

の記事

No.203:人生の転機となった学校 (2023年12月31日)

 「授業中もぼんやりしていることが多い」とか、「教科書を忘れて来る」、「えんぴつも持たずに登校する」とかを小学校の通信簿連絡欄に書かれていた私ですが、中学に入ってからは少しまともになりました。

No.198:睡眠は改善したものの・・・ (2023年07月31日)

 スマートウォッチによる睡眠の質が「良し」となる「睡眠スコア80以上」の日が続いています。記録し始めた昨年7月から、30日移動平均が75から80の間で上下していましたが、今年6月から80超えで安定し、現在82超えとなっています。ですから免疫力には少々自信があったのですが、7月に帯状疱疹になってしまいました。年金生活者にとって、健康維持は大切なお仕事、お務めのようなものですが、いろいろ努力しても歳には勝てない、ということなのかもしれません。

No.197:帯状疱疹になりました (2023年06月30日)

 痛みが一日中治まらず、夜眠れずに痛み止めを飲みました。原因は帯状疱疹だったのですが、痛み出してから1週間ほど経って首に発疹が出て初めて分かったのです。眠れないほどの痛みは数日でしたが、一日中の痛みは3週間ほど続き、その後も若干の痛みが1週間ほど続きました。

No.193:睡眠スコアその後 (2023年02月28日)

 今月、スマートウォッチの睡眠スコアが63になった日がありました。89~80が「(睡眠の質が)良い」で、79~60は「やや低い」、59~は「低い」なので、「低い」に近いスコアです。気のせいかもしれませんが、スコアが高いと体調が良いし、低いと寝不足感があります。

No.187:睡眠スコア (2022年08月31日)

 睡眠の質が「良い」の睡眠スコア80を越える日が増えました。睡眠スコアはスマートウォッチを着けて寝ることで測定します。今月前半2週間では、80を超えたのが2日、平均74.6でした。それが、後半2週間では80越えが6日あり、平均80.3と、平均で5.7ポイント上がりました。前半2週間は暑さのため昼間のウォーキングをやめており、後半2週間は、ジムマシンでの屋内昼間ウォーキングを始めています。運動量の違いが、睡眠の質の違いになった、ということだと思います。

No.183:帝国ホテル特製フレンチトースト (2022年04月30日)

 京都、横浜、シカゴ、銀座など、「おしゃれ」を連想させる地域が勤務地でした。そして今、内幸町の帝国ホテル東京となり、「高級」という響きが加わりました。おしゃれや高級とは最も縁遠い私が、そんなところで働くなんて、不思議なめぐり合わせです。最近暑くなってきて、半そでTシャツでの出勤、そんな恰好だと帝国ホテルに入れてもらえないわよ、と妻に言われながら出かけます。

No.182:マンションの売却 (2022年03月31日)

 貸していたマンションを売却しました。入院中の長兄が自宅を売ろうとしたのですが、そのうち物事の判断ができなくなり、売るに売れない状況になりました。家が売れたのは長兄が亡くなってからです。そんなことがあって、80歳までには売却しておきたいと考えていました。

No.181:勤務先は帝国ホテル (2022年02月28日)

 事務所のボスが事務所兼自宅を売却して新しいマンションを購入しました。マンション完成まで2年弱あるので、それまでを帝国ホテル東京で過ごすと決め、昨年の12月からホテルに住んでいます。このため、私の勤務先が帝国ホテルとなり、それまで歩いていた自宅から新宿が、自宅から内幸町となりました。

No.175:囲碁三昧の日々 (2021年08月31日)

 「何で(事務所に)来ないの!!」と事務所のボスに責められぎみです。事務所への往きは歩きなので、感染の危険は渋谷スクランブル交差点付近ぐらいですが、帰りは電車なので、小さいとはいえ感染リスクがあります。感染力の強いデルタ株で感染が爆発しており、どこに感染者がいるか分かりません。それに、感染したら自宅療養、という切迫した医療状況なので、避けることができるリスクは避けるべきでしょう。

No.174:月を眺めるひととき (2021年07月31日)

よく出会う80代と思われるお二人、ご夫婦に違いなく、女性は杖代わりのように男性の腕をつかんでゆっくりゆっくり歩いています。お二人に出会うのは夕食後の妻との散歩のとき、我々の10年後を想像してしまいます。どちらかを杖代わりにして散歩しているでしょうか。お二人の歩きはおそらく健康のためでしょう、敬意をもって見つめています。


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