我が家にもやって来ました、タブレット、iPadに代表される最先端機器です。ソニー銀行が定期的に実施している抽選で当たりました。当然、ソニーのタブレットです。新聞配達所の各種チケット抽選でも、めったに当たらない第一希望チケットが当たったり、そこそこの倍率のあったマンションが無抽選で買えたり、小さいことから大きなことまでツキが回ってきている気配です。ツキは使い切ったら終わりだよ、と言う人もいますが、いやいやツキに乗って楽しくやっていればまたいいことがあって、ますますつくんだよ、と言う人もいます。後者だといいのですが。
このラッキーなタブレット、テレビのコマーシャルではかなり楽しそう、早速試してみました。と、とたんに厳しい現実に直面、インターネットにつながりません。自分でいろいろ調べて、接続用機器を買い替えたりしてみましたがダメで、ソニーの相談窓口に電話しました。何回かかけてやっと出てきた窓口の方はとっても親切、タブレットに不慣れな私に根気よく対応してくれました。相談は実に1時間弱に、途中、他の問合せの方に申し訳ない、といった後ろめたさや、これ本当にフリーダイヤルだろうな、という不安を抱えながらも、インターネットにつながらなければタブレットは役に立たないただの箱、とばかりに言われるままに試行錯誤を繰り返しました。インターネットが無事開通した最後になると、信頼関係がお互いに芽生え、会話もスムース、気持のよい相談となったのです。これもツキのうちだったのかもしれません。
そのタブレット、インターネットやメールではかなりの優れものでした。電源を入れれば素早く立ち上がるし、画面をタッチしながらの直観的な操作で取扱いマニュアルはほとんど必要ありません。製品には、梱包品リストや電源の入れ方といった写真中心の小さな2枚の説明書がついてくるだけ、他の説明はタブレットで読むようになっています。それほどまでにマニュアルは不要なのです。パソコンではこうはいきません。たくさんのゲームもあって、少しのぞいてみましたがあまり年寄り向きではなさそうでした。それに、プロ野球チームを買えるほど儲けている携帯ゲームサイトや、電車の中でいい大人がゲームをしている姿には嫌悪感すら感じるので、そんな不快なものには近寄らないほうがいいとも考えています。ツキを持続するためにも。
さすが最先端と感心するのは音声検索、スマートフォンに「♪恵比寿アートギャラリー♪」と歌うように話しかけると場所が表示されるコマーシャルがありますが、まさにそんな感じです。これはグーグルの音声検索で、発声者を選ばない認識率の高さは驚異的とも言えるのではないでしょうか。慣れたキー入力の方が便利、という私のような者にとっては宝の持ち腐れですが。何かと注目度の高いタブレットといえども、所詮はツールですから、やりたいことと合致すれば使えばよいのであって、ツールがあるからといって無理やり使う必要はありません。ツールに惑わされることなく、やりたいことをやりたいようにやる、そうすればツキも尽きることはないだろう、と勝手な理屈をつけています。